2012年12月31日月曜日

大晦日だ。
とは言ったものの、今年は何故か毎年この時期に漂うような「年末気分」には
なっていない。大晦日を越しても、新年が明けても、身辺には何の変化もないことが
わかってきたからなのだろうか。

土壇場にきて、新しい曲のアイデアが浮かんだ。
「埃-鍵盤と指が出会った日」である。この曲もやはり随分前に詞を先に書いており、
なかなかメロディが浮かばず、お蔵入りにしようと思って深くに眠らせておいた曲。
昨日、ふといいメロディが浮かび、どんな詞がこのメロディに合うか考えていたが、
まさに埃の詞が相応しく、家に帰って、早速ラフイメージを組み始めている。
ピアノ・ドラム・ベース・ストリングス系などで、なるべくシンプルな構成にし、且つ、
今回はちょっとしたコーラスワークも取り入れてみたい。

コーラスと言えば山下達郎氏。最近、彼のインタビュー語録などを読み漁ったり
しているのだが、音作りに関する言葉は、非常に参考になり、こちらのモチベーションを
高めてくれる。「opus」というアルバムが既に発表されているらしいが、時間があれば、
レンタルするか購入したいと思う。「パレード」が好きなのだが、彼がシュガーベイブ時代、
ロフトのラストライブ収録音源の中の1曲目にやっていた「パレード」などを聴くと、22歳の
時点でこんな音楽をやっていたのかと、度肝を抜かされる思いである。
そして、そのラストライブに収められていた冒頭の彼のMCを引用してみる。

山下      ・・・「何しろ、今日は僕が許せる曲は全部やるから・・」
聴衆       (歓声)
聴衆        「朝までだ!朝までだ!朝までやれー!」

山下      ・・・「それじゃ、まずはこの曲から・・」

聴衆の一人    「・・・佐渡おけさ!・・」
山下      ・・・「そういう人、帰っていいよ、うん・・」
聴衆       (笑い)

文字だけ見ると何の変哲もないやりとりだが、、
それにしても、山下氏の声も喋り方が、今と昔で何も変わっていない。
恐らくもう40年も前の音源。だが、曲の輝きとか、ステージと客の熱気やらは
鮮明に伝わってくる。60年代の激動の喧騒の中で、彼らは力強く生きていたんだと
そう感じさせてくれる。

2012年12月29日土曜日

過去の清算②

午前中はひたすら、「過去の清算」を実施。
とりあえず大方の整理がついた。
やらなければいけない場所がもう一箇所あるが、アルバム制作に目途が立った後にやる。

髪がだらしなく伸びてきているため、切りに行ってくるか。
行きつけの髪きり屋は、なかなか納得のいく髪型にしてくれるので気に入っている。
いつも指名はしない。その日、その時の担当者によって、切り方のくせが全然違う。そういうところを楽しむため、指名はしていない。・・・というのが表向きの理由。ほんとはそんな事いちいち気にせず、正直誰でもいいのだ。「髪が整えばいい」というポリシーは昔から変わっていない。

午後からは制作を再開する。
「消失した俺の”エイチ・ピー”」という、アルバムの最初に持ってくる予定の曲が、難航している。
これは約1年前、俺がDTM環境を整えて、最初にラフイメージを作った曲だ。
メロディラインはだいたい同じだが、当初のコード進行から、大幅に変更して、Amをキーにすることにした。これが吉とでるか凶とでるかわからないが、何度も聴き込んで加えた変更なら、自信を持てるような気がする。

今日は「消失~」と「家族写真」の組み立てが出来ればと考えている。

2012年12月28日金曜日

今日は約2週間ぶりの休み。
曲作りに没頭した。
「今日という日に僕は何ができるだろう」という曲があるのだが、
頭の中で鳴っている全体イメージがなかなか具現化出来ずに困っていた。
そんなに音数は取らないでシンプルに作ろうと思ったが、肉付けしていくうちに、
巨大化してしまった。しかし、頭で鳴っていた音には近いものがあり、全体で聴くと
良いものができたと思う。

昔はギターが曲の中心であぐらをかいている曲が多かったのだが、こうしてアルバム曲を
聴きながら考えると、ずいぶん楽器のレパートリーが広がったなと感じる。ストリングスや
パーカッション系の音も随分取り入れた。DAWを始めて間もない、典型的な初物好きである。


2012年も残すところあと5日。皆はどんな思いで、新年を迎えるのだろうか。
今のところtime to bectleは、「TIME TO BECTLE」を世間に知らしめるべく、日々、邁進する。
そもそも、このプロジェクトは、「人々に元気と希望を送る」ようなことから始まった。
俺が作る曲は、ダークでどんよりしたイメージがあるのだが、決して、人々を暗くするものでは
ないと信じている。全ての言葉は終始、人の背中を押してやれるようなものになっている。

過去の清算

タイトルだけ見ると重々しい印象だが、家の中一斉大掃除の話だ。

暮れも押し迫った今日、見るに見かねた部屋の中の「遺物」たちを始末した。
今日はその第一弾としよう。
午前中から掃除を始め、休憩を挟んでひと段落ついたのが17時。
まだ3分の1しか終わっていないように思うが。

しかし、俺を苦しませてきた過去を、今やっと、少しずつではあるが清算している。
埃と共に最後の悪あがきを見せたそれらを、一つ一つ始末する。
5年前の懐かしい書物や、二度と見たくない書物もある。その時どんな思いで、
何を考えていたのかは鮮明ではないまでも、思い出せる。
正直いって、その殆どはごみだ。記録として残しておけるものはほぼ無い。
ただ、その時代に俺は確かにそこにいて、もがき苦しみ、その窮地を抜け出そうと
していた記憶は、一生胸に留めておきたい。

2012年12月23日日曜日

生還

出張から無事生還した。何しろ3泊4日の超ハードスケジュールなもんだから、
家に着いた途端に激しい眠気に襲われ、しばらく眠る。

今日からまた制作再開・・・といきたいところだが、今日はミックスチェックだけに
しておこう。

さて、出張先の四国でもそうだったのだが、世間はクリスマスムード一色。
帰りの車のラジオにて、山下達郎のサンデーソングブックを聴いていた。
83年に山下氏がだした「クリスマス・イブ」、95年東京FMでのアコースティックライブ収録、
「クリスマスロック」が流れたときは、一気にクリスマスの雰囲気が漂う。当時から
今の今までにおいてのテレビでの刷り込みというのがいかに影響力のあるものなんだと
感じながら、一人、2012年のクリスマスの雰囲気を味わう。

時々、time to bectleが他の曲のカバーをやったらどうなるだろう?と考える事がある。
実はやってみたい曲がたくさんあるのだが、、、先の話だろうな。
昔は楽器や音作りの練習として、いろいろカバーというかコピー録音していたのだが、
自分の曲に昇華できるほどの習作にはならず、今に至るまでは自作曲しか考えていない。
何かいい機会があれば、やってみたいと思う。

今日は朝から四国~東京羽田~地元への乗り継ぎで、約3時間程、空に浮いていた。
道中は瀬戸内海の小型フェリーにも乗る機会があり、ハードな日程ではあったが個人的には
有意義な時間が過ごせた。今度はプライベートで行ってみたい場所。

今年も残すところあと1週間ほど。果たして制作は進むだろうか。。。
いや、終わらせなくてはいけない。
アルバムダウンロードの目標は、1万ダウンロードだ。

2012年12月18日火曜日

雑感など

出張のため、20日から4日間、制作が滞る。
なにしろ12月中には全ての曲のラフが完成しないと、3月4日の公開に間に合わなくなる。
年末休みをフル稼動させないといかん。
幸いにも今年の年末年始は長い連休になる予定なので、今年最後のラストスパートをかけ
ラフ完成のゴールテープを切らないと。

年末は何かと忙しい。何年かぶりの家の大掃除もしてみたいが・・・・
もうかれこれ、何年このマンションに住みついているだろうか。
早いとこ脱出したいところである。

今作っているアルバム「追葬」の曲作りに取り掛かりはじめて1年が経った。
思えばそれ以前の俺は、思い出したくないほどの事故や事件に巻き込まれ、その数年は
まさに地獄の日々であった。今でこそやっと、、軌道修正を図り、こうしてブログまで更新できる
までになっている。ほぼ奇跡かもしれない。ここまで引き戻してくれたのは、やっぱり「音楽」
だったなと、今も思う。心が折れる寸前のときも、支えてくれたのは「音楽」だったし、自分の
曲だった。書いててむず痒くなるが、本当にそうなんだから仕方がない。
数年前の「音楽に対するハングリーさ」を取り戻せたのはよかった。これが無かったら、「追葬」
には辿り着けなかったと考える。

そして、上記に至るまで、気が付けば俺は本当に色んな音楽に触れた。
好き・嫌い関係なく、音楽的に紐解いて曲を噛み砕くような聴き方をしてしまっていた。
本当は曲全体から漂うイメージとか、雰囲気とか、音楽的でない部分のニュアンスを
汲み取れるような効き方を常日頃目標としているが。

「機械的に分析して、理論的に組み立てて、聴覚的に表現する」
こんな風にならないように気をつけたいところである。

2012年12月17日月曜日

ボーカルレコーディングの事

ほぼ全曲・トラック録音が出来上がり、いよいよボーカルを録音する準備に入る。
各トラックの微調整もあるが、まずは歌を録ってからの調整となる。

ここ数ヶ月声の調子が芳しくなく、制作に支障がでるかもと不安になるが、やるしかない。

12月中にはコンデンサーマイクとミキサーの調整を完了し、1月初めから2週間くらい
かけてボーカルを録音する予定である。

さて、問題なのはレコーディングする場所・・・・

俺が住んでいる地域には満足なスタジオがない。落ち着いて声を出せる環境が皆無に等しい。
山奥の集落にいるわけではないが、街が発展していても、ない場所にはないのである。
片道2時間かけて、隣町のスタジオを探すか・・・悩みどころである。



アルバム「追葬」のこと

やっとここまで辿り着いた。
世間が衆議院選挙に揺れている中、time to bectleは大詰めとなった
アルバム制作をやっている。

「追葬」という大テーマのもと、2つの小テーマに分け、9曲+9曲、計18曲の
アルバムを今作っている。

思い起こすと気が付けば長い年月が経っていた。
ブランクによる感覚のズレは多少あったものの、前作「未来パスファインダー」の
出来の遥か上まで登っているような気がする。それすら「感覚のズレ」が起きているのかも
しれないという不安に駆られながら、粛々と制作にかかる。

聴衆・・・いるかどうかもわからんが、間違いなく、現代のポップミュージックへの挑戦状としての
アルバムが出来るような気がする。

この挑戦状を、time to bectleの存在全てを使って世間に叩きつけたいと思う。



追 葬


 【右心】


   1      Inspire
    2    消失した俺の“エイチ・ピー”                     
    3    なごりゆき       
    4     FLAGMENT SYMPHONY
    5    ロングライフウィズマイン~途方も無い繰り返し~
    6    LAIER LIFE
    7    Last life beautiful
    8      家族写真
    9      wander 


【左心】

     1    サイレント・モブ -群衆と戦場と青年と-
    2    ビッグバンドの定理          
    3    Kamakura               
    4    幸せって何                
    5   Yesterday notes                             
    6     今日という日に僕は何ができるだろう        
    7    IM SONG WRITER                 
    8      暮らし始めた                     
    9     Quiet sleep