2014年2月16日日曜日

ミュージカルを観に行った

とあるバス会社の再生物語を原作としたミュージカルを観に行った。
ミュージカルを生で見るのは初めてだったし、この物語自体には身近な繋がりが
あった訳で、すぐに展開に入り込むことができた。

この物語は、赤字一直線のバス会社が倒産寸前となったところで、社長の息子が帰郷して
会社を継ぐことを決心し、従業員からなめられ、バカにされながらも、会社を立ち直らせるべく
奮闘し、努力し、やがて収益を黒字にもっていくという、ノンフィクションにして随所にフィクションが
散りばめられた、涙あり、笑いあり、歌あり、踊りありといった様々な要素が盛り込まれた作品。

主人公は「社長の息子」なのだが、この人の人間性・真っ直ぐさには、自分の背中をビシッと叩かれるような、見習わなければならないところがたくさんある。

なんにも知らない、都会の表面的な空気だけを吸ってきた主人公は、その故郷に帰り、悪戦苦闘を繰り返し、本物の自分に出会う。そして、本物の仲間に出会う。

「俺はどうすればいいんだ」
「俺に何が出来るんだ」

自問自答する主人公。

「周りを変えるんじゃない、まずは自分が変わるんだ」
「自分を、人を、社員みんなを、愛するんだ」

シンプルなコード進行で作られた音楽でありながらも、随所で、重要なセリフと共に放たれる
その歌に、何度も目頭が熱くなった。

「出来ることから少しずつ」

自分もこの言葉を胸に、出来ることから少しずつやっていきたいと思う。



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